住まいの「豊かさ」とは決して贅沢なくらしではありません。「居住水準」は、一戸一戸の「広さ」のみを基準とするのではなく、周辺環境の快適性や通勤事情、騒音、また公共施設や余暇施設への利便性なども加味しつつ、もっと幅広く捉えるべきだと思います。北欧などに見る住まいは日本の建築を見慣れた人にとって、大変シンプルで簡素に感じられるのもそのせいなのでしょう。
他国に例を見ない速さで高齢化が進んでいる日本。出生率減少なども原因で加速され、家族形態の変化は高齢者の一人暮らし世帯と夫婦世帯の増加をもたらしています。これからは、生活が不自由になった時に初めてそれに対応する住宅を考えるのではなく、やがては年をとる自分のためにも今から真剣に「生涯住宅」を考えてゆく必要があるのです。
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